俺のように田舎に帰ろう!

田舎暮らしをするか悩んでいる方々へ

田舎の葬式事情

朝早くから騒がしいと思ったら、
裏に住むおじいさんが亡くなったとの知らせだったらしい。

10年くらい前から認知症をわずらい、お嫁さん(といっても70代)は介護が大変だったそうだ。
週に何度か施設に通うようになったが、少し前まではあちこち歩き回っては
帰ってこられなくなる、なんてことを繰り返していたらしい。

体だけはいたって丈夫、という始末の悪い認知症だったが、
春も近づいたころ肺炎をおこして入院。
そのままあっけなく亡くなったとのこと。

96歳というからよくそこまで頑張ったものだ。
悲しいというよりめでたい話、と言える。

自分には関係のない話かと思っていたら、
何やら近所中で手伝いをするらしく自分も駆り出されることになってしまった。

この機会にご近所に顔を知ってもらうのもいいだろうと
父親に連れられて裏の家に行かされた。

もうすでに何人かの人が集まり、おばさんたちはかいがいしく
お茶を入れたりしていたが、おじさんたちはただ集まってしゃべっているだけ。

一通り挨拶すると「まあまあ立派になって」「親孝行だねえ」「そうかそうか東京からねえ」と・・・
立派にはなれなかったし、親孝行というわけでもないし、東京じゃないし・・・と。

そもそもこっちの人は東京も横浜も変わらない。

近所のおじさんたちもおばさんたちも、昔とちっとも変ってない。
多分ずっと若い時からおじさんであり、おばさんだったのではないだろうか。

そのうち病院からおじいさんのご遺体が
帰ってくることになり、緊張が走った。

業者は手慣れたもので、どんどんと準備を始めていた。
通夜と告別式は新しくできた葬儀場ですることになったが、
とりあえず一晩だけは家に過ごしてもらうことになったそうだ。

しばらく家族を静かにさせてあげれば、部外者はそろそろ引き上げた方が・・・
と思いつつことの成り行きを見ていたが、一向に帰る気配もなく、しゃべり続けている。

そのうち世話役から葬式の段取りみたいなことも説明されて、
自分は受付をさせられることになってしまった。

翌日も翌々日も朝から晩まで通夜と葬儀で潰れてしまった。
日常ではないだろうが、人の葬式でこんな大変なのかと・・・

葬式代もバカにならない。
ウチの葬儀代を公表するつもりはないが、全国平均だと200万円弱の費用となっている。
葬儀費用(葬式費用)|いい葬儀

自分が死ぬとき、せめて葬式代くらいは貯金として残しておきたいと思った。



 




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